初めて哲学のススメ
明日は成人の日ですね。
今の時代で"大人の区切り"をつけることは、非常に困難な世代だなぁと感じます。
今の時代だから、きちんと教えたい。
今日の備忘録は、
「はじめて哲学する本」/藤原和博 著
目次だけでドキッとしてしまい、即買いした本です。
【目次】
第1章:まえがきにかえて「哲学」について
第2章:大人の哀しみについて
第3章:結婚について
第4章:家族について
第5章:男と女について
第6章:仕事について
第7章:職業について
第8章:価値観について
第9章:世間体とプライドについて
第10章:依存について
第11章:自由と責任について
第12章:信頼とクレジットについて
第13章:学力と知力について
第14章:挨拶について
第15章:好かれることと個性について
第16章:倫理について
第17章:便利さとクリティカル・シンキングについて
第18章:神さまについて
第19章:公平と不公平について
第20章:天才について
第21章:懐かしさと懐かしい人について
第22章:呼称について
第23章:戦争とイジメについて
第24章:名前について
第25章:あとがきにかえて「死」について
・・・・・・
この本では、「成熟社会」の「本質に問いかける」言葉が何度も現れます。
難しい漢字にはフリガナもあるので、10歳頃からオススメです。半分成人、子供と大人の真ん中にいる子供へ。私も子供たちも、読んでいる登竜門です。
長女は、半分成人式を超えました。次女はこの春に、半分成人を迎えます。
長男は、あと1年半もしたら、社会人なのか進学なのか、でも自立させ社会に送り出さなければなりません。
「自分の考えでは道を外れて子供に伝えていないか?」自分はシングルマザーなので、自分だけ偏った教育になってはダメなのです。特に、家族愛や死生観については、客観的に納得いく答えが欲しい。そうして、自ら考えて欲しいと。
自分の子供たちは、学校にも先生にも友達にも、恵まれている方だと思います。特に3兄妹それぞれの学校担任の先生は、信念と自己倫理がしっかりして熱意があり、安心して学校生活を預けられる先生です。しかし悲しきながら、教育現場はそんな好環境に巡り会える方が、稀な時代だなと思うのです。事実、長男長女は学級崩壊したクラスで大変な思いをしていて、自分も当時は毎日残業で学校に関わる時間がなく泣く泣く転校させていたりします。
「大人だって、わからないんだよ。」
そのような難しい問題が世の中には多すぎて
苦しいことも、悩むことも、絶えません。
でも嬉しいこと・楽することだけでは、
人生はつまらなくなってしまうから。
本を、読むのです。
本が人生の航海地図になるように。