ほぼ日DAY2の雑感
書きたくないことや、
書かないでいたいこと、
書けっこないことや、
書けそうだけどあきらめたこと。
つまりは、書けないことばかりが、
マリンスノーのように降り積もる。
/糸井重里
最近影響を受けた「独学術 (ディスカヴァー携書)」に倣って好きな言葉にどんどんラインを引きたいところだが、みみっちい私は本を線で汚したくなくて、小さく細い付箋の端が本の頭から出るように貼っている。お気に入りばかりのページがある本は、本の頭がどんどん賑やかになっていく。それはそれで、本当に良しとする。
糸井重里の言葉これを漢字変換
して、自分そのものだと思った。
描きたくないことや、
描かないでいたいこと、
描けっこないことや、
描けそうだけどあきらめたこと。
つまりは、描けないことばかりが、
マリンスノーのように降り積もる。
・・・
これとあれとは、本を渡り読んで繋がっているぞと。
ふむふむと納得して、
そうかそうかと思い、
そのまま脳内に置く。
「考えかけ」のアイディアの素みたいなものは、
忘れないでずっとそのままそこらへんに置いておくと、
なにかのときに思い出すことになって、
他の考えやらとくっついたり組み合わさったりして、
ほんとのアイディアとして羽ばたきだすときがある。
だから、と強気に言うのも申しわけないが、
ぼくは、「考えかけ」をあんまり片付けないでいる。
借り物の「考え」より、自前の「考えかけ」が大事だせ。
とくに、こども時代からの「考えかけ」は、宝の山だぞ。
/糸井重里
描いたらダメだけど描きたいテーマがある。対峙すべきかで言えば描きたくない。描かないでいたい。スケッチと脳内の構図が一致しないと、あきらめそうになって脳内でテーマと絵が交錯している。この水平線の向こうまで続く嵐とも似た、空の星と太陽が混在するような晴天に似た夜空の広がる脳内そのまま指が連動して動いてくれたら、気が済むのにと何度も思う。
さて、
夕飯作るよ。
今日は水炊き鍋だよ。
暖かくも湯立つ現実、
土曜の夜はのんびりと。
「描く」事実だけは、
決めているのだから。