ÜNDYizm

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涙味りんごジュース

保護猫が妊娠しており、既にオスの去勢は済んでいるため最後の子猫たち、5匹のうち・・2匹兄妹で、昨日貰われて行きました。もうずっと猫も犬も、小動物も鳥も虫も(!)飼育経験のある、家族構成も同じな動物好きのご家族へ。安心してお引き渡しし、連絡先交換し、良い出会いができたなと見送ったあとのこと...

 

次女が堪え切れず、わぁわぁ泣いてしまいました。

 

うぅ...既にメソメソ泣いていた長女につられて、私も泣いちゃったし今も泣きながら備忘録しています。

 

そうだよ、貰われていった子たちは、里親募集でも一番人気だろうと思っていた、毛並みが白くてくりくり眼の子たち、次女にも家族にも懐いていた甘えん坊。

思えば、離婚前後のストレスから次女は不安症(適応障害の手前)となり自家中毒も酷くて閃光痛の訴えとか...学校当直のカウンセラーや心療内科に通ったりした日々を思い出し、猫たちがきてからお世話したり、一緒に寝ることで心が安定して、心療内科も今はお休みできるまで改善できている。雪解け前までは、定期的に心療内科の先生、児童福祉司に会う心の支えが必要だったのに、親子で、今は猫たちに助けられたんだと思っている。

 

だから、やはり、、寂しくて、ただただ別れが悲しかった。

でも、先住の保護犬も加齢で夜尿や、これから痴呆も入るであろうし、多頭飼いは難しくての決断。初めての里親募集。初めて、我が手から家族を他人に引き渡すという悲しさ...。離婚後、三女と思って可愛がっていたシェルティ犬を実家に預けた後の帰り道は、子供の前でもお構いなしでわんわん泣いた。どうしようもなかった、毎朝散歩した日々は思い出。もう二度と戻ることない日常のキリトリ。

 

出来ないことを決断する寂しさ、今自分の懐にある大切な者たちは、より一層大事にするんだと、みっともなく娘たちとエンエン泣いて、残った子猫たちを抱きしめた。

 

淡白に生きることは、自分には無理みたい。

 

お母さん猫は、意外と淡白(苦笑)

野生動物の血とは、そうあらねばならないのかも。淡々と、残る子たちにお乳をあげていました。写真は、最後の写真となった授乳の時の。

 

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...小さい体で初産で、頑張ったよね。目つきはいつも悪め^^;

 

もう過ぎたこと後悔しても仕方がない。

でも、思い出すとふつりと悲しくなる。

 

子供の頃からこれまで、一緒だった猫や犬の名前、定期的に会いにきてくれた野良猫の名前、一緒に家出した猫のこととか。日向ぼっこした草の匂いと空とともに、思い出すこと。多分そのような記憶が、今もデザインすることの基礎になっている。

どうしようもない別れの記憶や、死別は、整理ができない未熟な人間です。

 

普通は大人は、こんな些細なことでメソメソしてちゃダメなんだろうけど。

いつまでも子供なんだと思って、娘たちと泣いて、

泣いて食べたお菓子とりんごジュースの味は、覚えておこうと思う。

 

 

追記、長男はバイトで不在。来年の自立を前にして、自分の用事で忙しいのだが良いと思う。最近目覚めた男のクセに女子力たっぷりな肌のスキンケアとか教わるも、めんどクセェ〜笑。自分で稼いで好きなものを買う、いいと思うよ。どっちが子供なんだか...