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左ききのエレン

本日追加の備忘録は

【左利きのエレン|44話|第7章 光一の現実編エピローグ】から抜粋、一気に過去読みしてしまいました。

 

「よかった、本当によかったと思うんだ。

 そもそも俺たちは裏方でー

 世の中のほとんどの制作物は誰の仕事かなんて知られない。」by光一

広告代理店で光一のチームが3億円コンペに勝つも、上層部お達しで担当チームはスライドして上層チームへ。光一の作ったロゴはそのまま使用されるという・・

 

よく、あること。提出した制作物やネタが改ざんされて人の手に渡るとか。著作権も譲渡しているため、結構な知名度あってもデザイン担当でしたって語れない代物とか。そう、所詮はデザイナーは裏方で。自己表現のアートとは全く違う。苦しい、でも作る。

 

正直なところ、画力に関しては読み辛いです。しかしながら、表情や制作現場の鋭さが卓越していて、作者が実際に体験したことがそのまま活きていると思える作品でした。世の中には、まだまだ面白い表現者がいるなと。

 

自分も若手じゃない歳になってもなお、商業デザインと自己表現の狭間で涙こらえて(時には泣き散らかして)作ってます。来月以降始まるロゴデザインとイラストに向けて、これまで様々な経験と思いを思い出さずにはいられません。ノベルティ商品にもなるし、ホームページもガイドブックも一新されます。金額や規模は(そりゃぁ関係あるけど)そんなに重要ではなくて、自分は残念ながら左利きだけど天才ではないので、もがいて努力してアイデア捻出するタイプ。稀に、天から降ってきたようなアイデアが湧くこともあるけど、そういうときはアイデアが消失する時も早い。

 

光一のような涙は胸がエグられるくらい共感する部分があって、でも、でも、、作らずにはいられないのです。止まっていると不安になるのです。

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「左利きのエレン」の原作が凄い。

本日の備忘録なり。