東京回想/It's a SONY展
週末の為か人出は活況していました。
気がつけば、時代を見つめ直すように展示を楽しんでいる同類がいて和みました。旧ラジオの前で佇む者。旧テレビの前で佇む者。オーディオの前で。ビデオカメラの前で。携帯電話の前で。ウオークマンの前で。時代とともに進化を成してきたSONY製品達が静かに照明を浴びて居る。時代の功労者のように。
撮影は自由、同類に習い写真撮影は遠慮しながら。
耳の端を、家族連れ子供の笑い声が経過していく。
懐かしのオーディオデッキ。
ラジオや音楽からしか世界の繋がりを感じ取れなかった時代。
【DCR-VX2000】
映像制作に夢を馳せた全盛期を思い出して、ぐっと胸が熱くなる。それも、想像以上に切なさが込み上げて来た。そう・・当時、映像制作の魅力を追いかけ、仕事というものに恋していた。男社会の現場で、女が武器とする魅力もないのに女であることで不当な仕打ちに泣いて逃げてしまった。若くて戦う術がなかった。テープのイン・アウトのように編集でカットするには、当時現場で学べた素地は大き過ぎる。
ファインダー越しに人を、景色を、人生を追っていた。セブラをかけたようにコントラストが惑わしいAD時代を思い出す。
【フロッピーディスク時代】
初代iMacを初任給で買った。3日3晩寝ないでファッションビルCM素材の各テナントロゴをトレース加工。泣きながら実践で覚えた。当時のCPUでも十分、自分の煩雑な脳より賢くて頑張ってくれた。
大型出力機の前でじりじりと進まないプリントを待機して夜を明かしたり。
デジタル時代の進歩は、常に早急で追いつかぬ感性に殴りかかる。もっと早く!容量多く!過ぎた時代を立ち止まり振り返ると、こんなに多様的な変化を人は受け入れて進化成し遂げて来たんだと感嘆する。自分の感性は、もう時代を無理に追わない。ただ変化は、渇望するし楽しみたい。
以下は自分の為だけの備忘録タグ付け。
あとは、体温と同じ温もりが備われば。
人類の友達になるアトムの実現は凄く近くまで来ている。完璧に仕上げられたAIを受け入れる感情パフォーマンスを一定に保つことが、人間には必要だ。今まだ人と人が争っているこの時代では、生まれ来るロボットさえ不遇なのではないかな。
光らない瞳を見て思う。
その瞳に人類の夢が託されている。
子供が大人になった時代にどう進化しているのかは、希望を持ちたい。
ゲームコーナーは自分には興味のない分野なので通り抜ける。子供が夢中でモニタを眺めていた。ゲームが大好きなのは否めない、子供は素直だね。
最後に「マイケル・ジャクソン」をハイレゾ音源で。高音質に関しては、ビートルズが元来好きなので始め倦厭していたのだが、体感してからは違う。今、一番欲しいもの。今生きて其処にいるような音の跳躍がある。
SONY製品ではありません悪しからず...。
マンウィズの広告は、好きだけどね。
以上、東京回想はここまで。
あとは本当にぶらぶらして写真撮らず。
訪問し読んでくださった方は、
マイペース回想録なのにありがとう。
東京の風を歩いてから、
これまでと少し違う日常にいます。
のんびり過ごして締切り重なっちゃった^^;ヤバイネ!
脱線しては、今できることをコツコツと。
日常に戻ル。