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日常の恋愛雑記帳

5年生の長女は下校後、頬染めて1センチほど足元が浮いている(ように、見えるんだよ)彼女は、ずっとクラスが変わっても一途に恋をしている。実は好きな子が自分ではない女の子を好きだと知っていても、自分を好きだと告白してくれる男子がいても。登下校の途中で会える、友達として話しして遊べるだけで良いんだと。頑張れる力になるのだと言う。

 

母として、その小さな恋心を「子供の恋」だなんて思わない。頬染めて彼女が恋の真っ只中で勉強に委員活動にと学校生活を頑張っているのを見聞きするたび、胸が暖かくなるんだよね。

 

次女は、転校する前の学校で好きだった子が今も好きだと言う。当時小1年生であったが、もう3年生も終わると言うのに、その子以外の男子は好きにも憧れとかにもならないのだと言う。それは、転校して暫くしてから知ったんだよ・・・本当に、ごめんねと思った。姉の恋の応援したり慰めている中で「恋すること」の気持ちを知っていくと思う。

 

何で恋の話よ?って、子を見てそう思うのは、今読んでいる本の影響かな。

 

小説 秒速5センチメートル (角川文庫)

小説 秒速5センチメートル (角川文庫)

 

 

小説は、アニメより更に新海誠さんの言葉の綴りが繊細で。映像では一瞬で駆け抜けてしまった心情や情景が、ゆっくりと紙に融けている。

実はまだ読んでいる途中だけど、想像以上に期待している領域へ連れて行ってくれそうな新海誠の活字ワールド。

 

以前、アニメで観た感想は以下に貼っておきます。


言の葉の庭」は更に、新海誠の活字世界観が極まっており好きです。言葉パラパラになって、雨や風の色を纏いながら、心を撫でる感じ。

 

長男は現役で彼女がいるので「秒速5センチメートル」のラストは未だに納得したくないと憤る。「言の葉の庭」では両想いと確信したのに「君の名は。」での先生は独りだったので両想いでも一緒になれないんだ!と言う恋愛の複雑さに理不尽さに悲観的になっておる。(笑)まぁいいじゃん、君は今を今の彼女を大切にして。その先に何処へ辿り着けるかは自分次第だよって一応年長者らしく言ってみた。

 

悶々としても嬉々として。淋しかったり、不安になってまた元気の源になったり。その気持ち、大切に育ってほしいな。そりゃ、泣くことはきっとやってくる。でも嬉しいことも多いから、恐れずに。ってこっそり思う。

 

必死に恋愛している長女は、とにかく可愛い(親バカ)

素っ気ない風で話し聞いている母は、実はとにかく長女が頬染めて帰宅してくるのをとても微笑ましく思っているのだ。

 

おやすみ〜ってハグする時にも、こっそり思っているのだ。小さな恋の話を明日も聞きたいなって。