片想いアップルパイ
一年ぶりの逢瀬・・・
食べ物で一番好きなアップルパイ。
アップルパイには「このフォルムと味じゃなきゃダメ!」という縛りが自分にはあって、富良野の新谷さんでその昔作られていたアップルパイが本命です。残念ながら、今はもう作っていなくて。もう永遠に片恋のままになってしまった。
新谷さんのアップルパイに一番近いの。
妹が毎年、誕生日月にプレゼントしてくれるパールモンドールのアップルパイ。居住の街にあるから足を伸ばせば買えるのだけど、自分の為にケーキを買うことはしないので、やっぱり気がつけば一年ぶりの逢瀬となったよ。
本当は、ほんのもう少しパイ生地が濃くて、ほんの少しリンゴ果肉が厚くて、甘さが素朴なの。新谷さんのアップルパイにはもう永遠に会えないんだろうな、ってパールモンドールのアップルパイも十分に美味しくて幸せだけど、思い出してやっぱり恋しくなる。。
だから一生片想い。
アップルパイは好きすぎて、これまで浮気心で色々お試ししたけれど、シナモンやブランデーが濃かったり、パイ生地がしっとりしすぎていたり、果肉が薄かったり少なかったりしていたらもうそれは偽りのアップルパイ。私が求めているのとは、違うの。
ワガママな片想い。
一年ぶりパールモンドール・アップルパイは実に切なく甘く。新鮮なうちにと、ふたつペロリと食べてしまってもう来年の誕生月へ思い馳せる。
だから妹よ、来年も宜しくねぇ!
誕生月のアップルパイと、早めバレンタインチョコもプレゼントしてくれたよ。カエルが熱狂的に大好きな姉の嗜好をよく理解してくれた出来た妹です。これは、勿体無くて食べられないんだよ。
幸せ貰ってばかりな姉ですわ。