ÜNDYizm

Under renewal...

ファンは姿勢から

新海誠旋風が脳内に吹き荒れている〜

 

因みに長男(以下:ビオレの男)は、同人誌を出していた頃からもうずっと新海誠さんのファンだ。風景描写が天才だと熱弁していたな、もうずっと前から^^;

 

君の名は。」で第二の宮崎駿と謳われ、遅まきながら興味を抱いたのだが。ビオレの男は、彼女と既に劇場で鑑賞済みである。「君の名は。」を観る前に「秒速5センチメートル」→「言の葉の庭」と言う順で観てからでないと駄目だと力説するビオレの男。丁寧にレンタルまでしてきてくれた。

秒速5センチメートル

秒速5センチメートル

 
言の葉の庭

言の葉の庭

 

 

ビオレの男が力説するように、風景描写が「言の葉の庭」で一段と鬼才ぶりを発揮している。そして、全て手描きだと言う。メイキングを観て驚愕した。使用しているのは手描きスキャン+Photoshopではないか。Photoshopはレイヤーが煩雑になって管理しながらの着彩は困難だと思っていた。illustratorである程度レイヤーを結合しながら着彩していた(便利さに誤魔化していた)既存ツールの可能性を奪っていたと自ら猛省した。

 

丁寧な描写は、膨大なロケハンが反映されてであることも。当然といえば当然なのだが、このロケハンの手間を手間と思わず、数年先の完成目指してコツコツと卓上に向かい、日常を大切にした新海誠さんのモチベーション。鬼才は、鬼才たる理由があってのこと。インタビューの控えめな言葉、語彙の多さと知性にもまた魅了されてしまった。

 

新海誠さんのCMは、昔から好きだった。


秒速5センチメートル」の最終3話は賛否両論だとビオレの男は言う。俺は当時、涙が止まらんかったと言う。そうだね、学生の恋愛は自由なようでいて、やはりその先にある未来や進路の選択という現実が障壁となる。大人になれば恋は自由なようでいて、やはり現状抱える問題や仕事に向き合うほど、一緒になるのは難しいという障壁が出る。

 

「結局、いつかは別れるんじゃんかぁぁ」

彼女といつか来る現実を直視したくないビオレの男が嘆く。

 

「男次第だよ。女は、不確実な将来を夢見て待てんわ。」

威張るがニベアの女は、恋愛リタイアの結婚失敗組だけどね。人として、誰かを守りたい、誰かのために優れていたいと願って努力することは大切なこと。恋愛に限らず、そう思うよ。

 

ビオレの男の熱弁を聞くのは面白い。というか勉強になる。

制作会社、声優、制作方法、それら全てがどの作品に関わっているかまで調べあげている。順序立ててきちんと「好き」を追いかけて情報収集してる。

 

ファンという姿勢を学ぶよ。

軽々しく新海誠のファンになったよ、なんて言えないな...

 

雑多な記録なり。