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平成くんの読後感は

49ページで止まったままだった「続き読みたい」って思いながら仕事にかかり日課ウオーキングにも程遠い散歩で息を切らして帰宅し、「続き読みたい」って思いながら夜になっていた。息子からLINE電話きて、自分も「平成くん、さようなら」を買ったという...競う気持ちがないと言ったら嘘になる。

 

終盤は、予想を裏切る方向へ薙ぎ倒されて夢中で読み耽ってた。これは文学か、芥川賞を逃したが秀才か、読み測りたいというのは傲慢だったと思い知らされた。

 

死ぬことと、

死にのこされたことと、両面からの心理を体験することになる。この感情を情景を、活字となって描写されている。「dele」の読後感によく似た、形容し難い死への輪郭に触れたような。読み終えたら正座したままだった。

平成くん、さようなら

平成くん、さようなら

dele (角川文庫)

dele (角川文庫)

dele2 (角川文庫)

dele2 (角川文庫)

 

死後が見えないから、そこは特別なテーマであるかのように「忘れられたら、人は2度死ぬ」残された者は、どうすればいい?

自分の死後、どう子供たちへ迷惑かけないか...については、抉る形で本書には描写されてました。死後直後対面する臓器移植にまで触れており、平成の年号が変わる頃には本書にあるデーターベースの在り方も進化して、古臭くなるのか...

実存する人物名と地名そのまま登場していたので、これも時代とともに現実味ある「平成の持論」 に成り得ていたことは、あざとい(悪くない意味で)

 

死ぬ境界線さえも、曖昧になる。

永遠に訪れない死について、

ひとつの結論が本書にはあった。

 

平成くん、さようなら