ÜNDYizm

Under renewal...

日本は44.9%

昨日から、小学校新学期スタートです。

登校するまで朝は、不安そうで次女はいつも学校行きたくなさそう。でも下校するや否や「友達と遊びに行ってくる!」と飛び出して行った。よしよし。

 

学校便り新学期号:

教務主任の挨拶文が至極真っ当で備忘録します。 

日本の子どもたちは、「自己肯定感」が他国に比べてとても低いと言われています。日本・アメリカ・中国・韓国の4カ国の高校生男女約8,500人を対象にした「高校生の心と体の健康に関する意識調査報告書(平成30年度発表)」の結果によると、「私は価値のある人間である」と答えた子どもは、日本44.9%、アメリカ83.8%、中国80.2%、韓国83.7%でした。自分のことには控え目で謙虚であることが美德とされる日本と他国との国民性の違いが結果に出ることを差し引いても、日本の低さは際立っています。

この報告書は高校生の意識調査結果ですが、回答した子どもたちの基盤は小学生の時に形成されてきたものです。ですから、小学生のうちに子どもたちの自己肯定感を高めることがとても大切であると言うことが出来ます。

 

(中略)

 

この自己肯定感を高めるには、どうしたら良いのでしょうか。

自己肯定感は自然に備わっている感覚ではなく、子どもの頃に親や周囲の人に、自分の良いところだけでなく、悪いところも含めて全てを受け入れてもらった経験がないと育ちにくいものだそうです。(中略)子どもは自分の存在そのものが受け入れられていると言う実感を持ち、自己肯定感が育つのです。小さい頃から成績が良くて、親からしたら手のかからない子供であったとしても、その経験がないことによって自己肯定感が十分に育たないと言うケースもあると言われています。

 

 

そして文末に、子供を可能な限り認め、褒め、励ますことを大切に「あなたの代わりはいない」「あなたの命は一人だけのものではない」などの思いに触れる学校や家庭、地域、多くの出会いの中で自己肯定感を高める取り組みが必要だと締めています。

 

この文を書いた教務主任は、長男、長女、次女共に離婚後の不安定な環境を親共々、見守ってくれた先生でもあります。長男の受験準備に合わせ、また不審者が多い地域から引越し&転校をしたと同時に奇しくも同先生も、同じ小学校に転勤・着任されましたので、長女の卒業には父親のような気持ちでいてくれた、今も次女含めて「見守られている」と言う安心感が、あります。

普段お言葉にして伝えることは叶わないのですが、見守ってくれていると言うことが、いかにありがたいか。

 

さて、ダダダっとリライトと叩き出ししましたがこの「自己肯定感」については、誠に我が子供たちへ「今の自分が好きか」といえば自分の半分も好きなところはない、と答えそうである。かく言う私も、自分が大嫌いと言うコンプレックスが常に横たわっている。

 

なぜか。

 

褒めて伸ばす、と言う必要性はわかっていて、もちろんのこと当人が嫌いとする欠点も全て、子どものことは大好きであるのに。

 

なぜか。

 

子供が必要とする要求を「必要な時に、必要な言葉や感情で」与えられているかといえば、そこが決定的に足りないと思う。今の親は、地域に頼らない子育てで仕事に忙しすぎるのではないか。自分もそう...

 

昨日の新聞で「中学生・高校生の制服男女共同を推進」と言う記事があった。

女生徒は、先の申請がなくても制服のスカートをスラックスに変更ができる。

次女は今から中学の制服でスカートを履くのが心から嫌だと言っている。それは我が儘ではなく、男女に分けて服装で差別化するのが苦痛なのだから、それは時代の流れとともに自然な現象だと思う。出席簿も男女ではなく今後は共同になって行く、それでいいと思う。「そのままで良い」と言う承認は子供世代の方がスマートに採り入れていて、では制服のスカートをやめてスラックスにしたらいじめが起きるか、と言う懸念はないと思う。逆に、堂々と「自分はこうだ」と言う主張を出来た人間の方が、強い。

 

脱線。

まとめ。

 

自分は、嫌いだよ。

嫌いなままで、人と比べず、自分がこうしたいと言う根っこを支えて行きたい。自分さえ、自分の子さえ、手を焼いている始末なのに教育現場で子どもと親、地域に向き合う教師は誠に尊敬すべき存在です。

 

はじめて哲学する本

はじめて哲学する本

 

長男が読んで、長女が読んで、今は次女の本棚にある本。

妹たちは、熱心な読書家の兄が残した本を継いで読み、続きを自分で買い足ししている。幸せなことである。