189番コールしてよ
記事にするか、迷った。
でも決めた。知らなかったことを、少しでも知って貰える機会になればと...。自分自身、もっと具体的に話を聞いていれば行動ができたかもしれない、と後悔している。
長男の、中学時代の同級生がつい最近、自ら命を絶ちました。
中学時代成績優秀だった彼女は、市内でも偏差値高い高校へ進学していたのだが、高校入って程なくして両親が離婚、父方に引き取られ、高校は退学して水商売をしているという話までは聞いていた。
級友と集まって程なくしてらしい。
父親にも、乱暴されていたらしい。
家を出て行け、と追い出されたと。
その後、自死を選んだと言う連絡が、彼女の友達から級友グループラインで伝わったと長男から聞いたのは、一昨日のこと。
なぜ...ただ絶句し、可哀想としか。
シェルターだってあったし、親戚や身寄りがいなくて保護されるべき対象だった。知らなかったのなら、天涯孤独だと思ったのなら、救いの手はあることを知ってほしい。
【児童相談所全国共通ダイヤル】
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/gyakutai/
10代多感な時に住処が脅かされるのは、大人の責任だ。
そこから逃げる術や機会を伝えるのは、大人の役目だ。
このような不幸連鎖を断たなくては...、情報飽和のネット社会だと言うのに、なぜ子供の難民が生まれるのか。なぜ歪んだ教育や子育てが、子供に連鎖されなくてはならないのか。
一個人として、何もできなくても。
同情しても彼女の命はもう救われない。
自分の子供たちは、地域、特に母子寡婦連合会での役員さんの「見守る目」と具体的な助言や助けに支えられてきた。これからは、子供を育てあげたら循環して恩を返していこうと覚悟を持って心の準備をしている。今は生きること、育てることで精一杯でも。大人の視野で子供社会へ目を向けて危機を拾うことはできるのではないか?一人の力は微力でも。
もしかして、自分は保護されるべきなんじゃないかって思う子は、先も過去も見なくていいから、自死を選ぶ勇気その前に、189番へコールして欲しい。