ÜNDYizm

Under renewal...

去年に置いていく事

お年始に合わせて送った年賀状イラストにつき送った方にはフライング投稿となります。年始挨拶に変えて、失礼いたします...モデルは、飼っている保護犬たち。

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預かって保護している間に、結局元の家族へ戻ることが叶わず、老齢犬わん子は3年、ヘルニアわん子は2年半生活を共にしています。どちらも干支が一回りする12年目には、この世には居ない。ならば、この子たちをイラストで残したいと突然に思ったのである。

戌年でありがとうと言う気持ち。

新年早々しんみりで申し訳ない。

 

ヘルニアわん子、この数日は食欲がなく、排便と排尿をせず息するだけで寝たきりだった。いよいよ死ぬかもしれない、と覚悟を秘めていたのだが、珍しい来客があって、珍しい客人に吠えて喜んで何度もチビってしまう。数日の宿便が出たのなら、まぁ良かった。今また静かに、呼吸だけするヌイグルミのように、また寝ている。

 

愛されず放棄で育った、愛され難き風貌のヘルニアわん子から、心を育ててもらっていると思う。寛容になれよと。無条件に尽くして寄り添う意味は何かと。おそらく、この子の命が尽きた時、赤ちゃんほど手を焼くこの子の世話から解放された時、動物の命を育てる意味を学ぶのだと思う。まだ、今はわからない。覚悟はできるが、実際想像はできないし想像から逃げてさえいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新年だから、置いていきたいものを今日は置いておこう。と思うことが今日あったので。「あの優しさに甘えていた気持ちは、愛情だった」と気が付いた時、お通夜の会場で遠くからその方の遺影を見つめてた。脳梗塞だった。突然で何も伝えていないし未熟だった、だからいつまでも、愛することに臆病なのだ。この歳になって色々な感情を学んでようやく、当時その方が自分に届けたかった気持ちを理解できるように、なっていた。もう感謝して進むことができる。随分と時間がかかってしまった。

 

素顔の私は、実に情けない格好が悪い。この気持ちは去年に置いて、新年は勇気を持って行こう、行けるかな。ちょっと頑張ろう。

 

 

今年の自分を背中押すために、

どうしても必要だった備忘録。