正式名『一般社団法人日本自動車連盟JAF公認国内競技 2017年JAF全日本ラリー選手権第6戦』をオフィシャルとして参加し、日常帰還しました。正直まだ、夢の中にあるような感覚。
自分がデザイナーである看板を下ろして、成る可く現場を知って勉強して、次へ活かしたかった。何故なら今回、デザイン一式を担当させて頂いたものの「現場を知らない」ことは木を見て森を見ずの困難ばかりだったから。
写真は、高校生以下の子供がコドライバーとしてTOYOTA 86に試乗できるというイベントより。最後に自分も乗せて頂きました!それがもう・・・全身が鳥肌で感覚がフルオープンの感動で!
※参加した親子は、毎年必ず来てくれる熱ファン。顔バレ快くOK!
スピードに恋する、
というポエムな表現じゃヌルくて足りない。
人生捧げてもいい。
この、一瞬の為に!
終えて言えば、
今まで人生ギュッと挟んで圧縮して、
全てを一瞬にしても、全然足りない。
そんな感動だったんだよ。
後は写真は、予想より為すべき仕事は多く、常に柔軟な判断や行動力が必要な現場で撮影する余裕がなかった。朝早く夜は遅い、食事をとる時間もままならなかったのだが、想像以上に多くのことを体験できたし学べた。失敗も多くて、もっと戦力になりたかったという後悔を残した。
新設の蘭越林道では、参加台数56台のうち20台が滑落するという大波乱だった。応援していた奴田原選手はSS5で首位に浮上するもSS6フィニッシュ500m手前でロールオーバーしリタイア、翌日の復帰は叶わなかった...
全日本ラリー洞爺:鎌田卓麻がグラベル初戦で今季初勝利 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
デザインで資料を作り調べるうちに、ラリー初心者ながら奴田原選手を圧倒的に支持して表彰台を見ることを夢見ていただけに、残念だった...。
(開会式前に、奴田原選手と握手させて頂いたのは感動したよ!)
ARKラリーのスタッフは、其々が自分の持ち場を長年守って来た出来たチームであり、皆が清々しくてカッコよかった。 好きでなければこのような過酷な現場を楽しむことはできないと思った。本当そう。
自分が恵まれていたのは、デザインとして仕事を依頼してくれた担当者は大会組織委員長の補佐に当たる、実質大会の運営裏方を企画総まとめした出来る人であった為、大会運営の裏現場の過酷さや緻密さを知ることが出来た。非常に深刻なトラブルが襲ったことは何度も続いたが、笑顔のまま大会を無事に終えることが出来た。
彼は言った。
「問題の人間を排除することは簡単だけど、結局また問題を起こす人間が現れる。ようは、問題が起きた時にどうリカバリーするか。そこに集中すればいい。」
自分が完璧に段取り仕事をしても、思わぬ妨害が起きることはチームが大きくなるほど在るべくして起きること。それを人のせいにして排除しても解決にはならない。
「どうリカバリーするか、そこに集中すればいい。」
ずっと心に刺さっている。
自分は修復出来ぬまま己の不器用さから、色々な問題を抱えたままだ。
でも、リカバリーすればいい。
勇気の出る言葉だと思った。
ただ、前を見て走るだけだ。
※SS5まで順走〜SS6の説明が不十分だった為、一部修正しました。