ÜNDYizm

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ごめんね。

「保健所に行くことになる猫を飼いたい」

長女の友達が猫を拾ったそうだ。下校するなり息を荒げて、写真を見せてお願いされる時刻は16時半。今回ばかりは無理で、叶えられなくて。目を真っ赤にして、涙流されても...辛いよ。

気持ちわかる。自分も子供の頃は犬猫拾っては飼いたいと哀願し、無理と分かればこっそり部屋で飼ったり野良猫とプチ家出したりして親を困らせていた。でも。親となった立場から、長女がお世話代に自分の貯金を使うから!一生懸命お世話頑張るから!そう言われても無理だった。(毎月の月刊誌漫画「ちゃお」も要らないから!とべそべそ泣いたのは可愛かった)

 

保健所に=殺されるなんて可哀想すぎる。

その救いたいって気持ち、とってもわかるけれど。捨て猫は初診料とワクチンで8,000円、避妊手術、かかりつけ病院ならオス猫15,000円でしてくれるけれど(メス猫は3万円)お金の問題さえ解決すればなんとかなる問題でもなく、既に犬猫2匹ずつ我が家にはいるから。

 


既に我が家は保護犬、保護猫の集まり。猫は子供の熱意もあって自分の当初予定より早く家族として迎え入れたけれど、長女よ、これ以上は無理です。今いる犬猫たちの幸せが優先なので、救いたい命を全て保護していたら、助けたいけど、助けられない命はたくさんある。それを懇々と説明した。べそべそ泣き続ける長女。今はわからなくても仕方ない。結局、幸せにできることには何事も限界があるのだよ...。

 

離婚した時に実家に預けたシェルティ犬は、今は田舎の恩威で自然を満喫し幸せにしているけれど、田舎の母がお世話に疲れる前には、引き取り直したいの。(離婚当時はフルタイム週6日+毎日残業4〜6時間。動物は飼えなかった。)飼い主の生活に左右されて勝手だね。許してね。愛を持って全うしたいと思うのだけど、現実上手くはいかない。せめて、ここからは幸せにしたいって守れるキャパシティーはそう広くない。

 

長女のべそべそみたいに自分もぐずぐずと悩んでいるから、このような備忘録を認めている。ごめんね、勝手な人間に捨てられたり殺されたりの命たち。全てを直視したら耐えられないので(自分は心が狭いので)今保護して育てている犬猫たちだけで、精一杯なの、でも悲しいよ。悔しいよ。

 

友達の父親から、電話がくる。

どうやら気持ち暴走した長女は「うちなら飼えるかもしれない」という気持ちが言葉で伝わっていたよう...「引き取っていただけるんですか?」と友達のお父さん嬉々として。おぉ...そうかそうか。違うんだよ〜(涙)状況伝えて難しいって伝えました。すみませんって。保健所に預けるのにもお金がかかるそうで(それは、知らなかった)もう少し社内や知人を当たったりして、飼い主探しをしてみるそうです。結果、報告しますって。見つかるといいね、捨て猫君の幸せのお家が。本当にそう願う。

電話の内容を長女に伝える17時半頃か。それから、何とかしたいってお金のこともお世話のことも一生懸命考えて、キャパオーバーだったんだね。ヘルニアわん子を抱きながら、寝てしまった長女...

 

晩ごはんで起きて、

宿題して、

お風呂に入って。

 

次女の宿題で「昔の私」の作文と写真提出のため、アルバムを引っ張り出して写真探し。懐かしさと一緒に、笑顔になる長女。そんな長女の、もう5年前の写真で実家の猫と昼寝しているところ。

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なぜ愛しいと思うのか、理由はない。

動物好きで、動物が大好きだって可愛がる子供達ごと愛しい。

全てを無条件に愛する気持ちと、

守ることが等しくできれば良いのに。

 

 

ごめんね。