ÜNDYizm

Under renewal...

心の師匠に誓う

今日は、原点に還って。

宝物本を手に取り、思い巡らせてみる。

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実は、そんなに勉強熱心でなくて勿体なかった大学生活でしたが、椅子の世界的コレクターとして有名な織田憲嗣教授のゼミで学べたことは、大変貴重でした。卒業年度は織田先生とゼミの子達と大阪の高島屋宣伝部や、株式会社スプーンへ来訪させていただいたこと、京都の裏小道を散策して、その時に買った湯呑みは未だに宝物。大阪のうなぎ、うどん、たこ焼き。大阪はそれ以来ずっと行けていません。非常にスピードの速い、商いの街でした。

優秀な生徒でもなくバイトばっかりしていて結局卒業研究も中途半端に終えてしまった不良生徒でしたが、、織田ゼミ1期生である誇りは忘れずにいたい。世界的椅子のコレクターである貯蔵コレクションを惜しみなく手で触れて、座らせていただけました。コルビジェからバルセロナ・チェアなど有名なものから、中には100万する椅子も・・大変貴重な体験です。 

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織田先生の素晴らしいところは、コンピュータが普及していない時代から、手描きでこのように緻密な展開図を原稿として執筆されていること。今も「Replan」の巻頭コラムでずっと執筆連載を続けられていて、拝読させて頂いています。展示会では、研究を継続するのに大変苦労を要したとコメントされていましたが、今もなお、研究と探求をされており有言実行の人。不言実行の人。一番尊敬する人であることは、きっとずっと変わらないです。だって、ずっと遠くを歩く方だから。奥さんを大切にする人で、奥さんも優しくて、大阪でご馳走になった暖かい手料理もまだ、心の中で暖かいです。色々デザインの道を紆余曲折して進む自分が、迷ったりした時に、この本を取り出して確かめます。

 

デンマークの椅子―椅子は最も人間的な道具である (ワールド・ムック (623))

デンマークの椅子―椅子は最も人間的な道具である (ワールド・ムック (623))

デンマークの人は、初任給で高額な椅子を買う文化があるようです。それほど、椅子は自分の価値を高める素材であり生活とデザインが密着しています。

・・そんな自分は、未だにレプリカのイームズです。ミヒャエル・トーネットの曲げ木椅子は特別研究したほど大好きです。いつか、本物を買いたい。買える人間になりたいって今に至って子育て奮闘しながらデザイン業をぼそぼそやってます。

 

織田先生なら、

「先に一目惚れしたら買っちゃうんだよ!」

って笑って仰りそうです^^;

 

頑張りますよ!

諦めずに、結果を急がずに、きちんとやる。

自分は裏切らないこと。