ÜNDYizm

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脳みそペチペチ

頭ほぐしに徹したい。

以下大好き本の前書き。

大人たばこ養成講座

大人たばこ養成講座

 

ふだん着のお作法を。

(具体例つきまえがき)

例えばコンビニである。

用もないのに立ち寄ってしまうあの魅惑の

24時間商店である。カップめんやおにぎりで腹が

ふくらみ、グラビア雑誌で愚息もふくらむ。

そんな若人のひざ枕にも、ひとつ落とし穴がある。

事件はいつも、おつりをもらうシーンでやってくる。

こちらが差し出す手のひらの上空1センチか、2センチか。

ポトリとそこから手のひらに、小銭を落としてくる

店員がいるのだ。さい銭箱かオレは。

抗議するほどのことでもないが、しみじみとした

苛立ちと悲しみが、ミルフィーユのように降り積もる。

そもそもだ。お客さんにふれるかふれないかの

タイミングでそっと手をはなす。

小銭がかすかに手のひらをくすぐる。

ウフッとなる。これぞ清く正しく美しいおつりの渡し方。

お作法の基本である。レジが免許制だったら、

試験10点ぶんである。コンビニに限らない。

お金を投げて褒められるのは銭形平次だけだ。

かといって人の手を包むようにお金を渡してもいけない。

恋しちゃうもん。

帰り道。夜空を見上げて思うのは、

人と人の間にある2センチのことだ。

宇宙は呆れるほど広いというのに、人間は

たった2センチの中で、時に怒ったり、笑ったりする。

雑誌広告として回を重ねる「大人たばこ養成講座」も、

そんな身近で些細な物事に関する、絵と言葉の注意書きだ。

1ページずつゆっくりめくっていってもらえたら、嬉しい。

 

大人たばこ養成講座〈2〉

大人たばこ養成講座〈2〉

 

単行本は現在〈3〉まで。

自分揃えはまだここまで。

 

2センチ以内との距離に思うの共感、

自分自身はタバコは吸わないのだけど。

柔軟性が仕事(広告)になるの大賛成!

 

文平さんフィルターで見る広告イラストはユーモアあって大好き。

 

以下は、昨年備忘録した文平さんの「ラクガキマスター」本について。

 

色々頭をペチペチとリラックスして、

一踏ん張り。

 

ずっとずっともう一踏ん張り。