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唇に自立の歌を!

マイルールの話を。

昨日、備忘録した「はじめて哲学する本」の先の導入にオススメです。

楽しく読めるマンガも交えて「心にマイルールを、唇に自立の歌を!」で始まる本です。

子供の世界は、親や教師が上から色々叱るなんて勿体ないくらい自由な色彩で広い世界を持っています。それを「常識だから!」と叱ってしまってはダメなこと、多いです。

 

何より、「叱らなければならない状況」で教えるのではなく、普段から、この本を持って親子でコミュニケーションしておくことはとても有用です。

 

「自立のすすめ マイルール」

/作・辰巳 渚 絵・朝倉 世界一

マイルール 自立のすすめ

我が子3人とも読み倒し、学校の朝読書で持って行っては友達に貸したり、たくさんの子供たちに回し読みして貰えている幸せな本です。なので、我が家の「マイルール」は表紙も無くなって折れて濡れてを経過してくたくた。でも、しっかり娘の本棚で一番回転率の良い場所にいます。子供の手に取られることが喜びであるかのように。

 

ちょこっとだけ、本文よりマンガ抜粋します。

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朝倉世界一さんの優しくて表情豊かなイラスト、好きです。

ショートカットで活発な「まき」ちゃんがこの本の主人公です。

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家庭で、学校で、地域を舞台に、

友達とのことや社会ニュースあり、

笑っちゃうような小さなことから、

哲学(考え探求すること)の始まりまで、

春夏秋冬の季節やイベントを背景に進みます。

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ページのレイアウトはこのような感じ。

子供に読みやすい語りかけ文で、

「自分で考えてみよう」と促す内容です。

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結構抜粋したようでありますが、

この本の魅力の、本当にごく一部です。

特に、友達との小さなトラブルや涙を堪えるようなことは、親にも話せないようなところで子供達は大いに共感したようです。

「夏の14章:黙ってがまんする?」

「夏の20章:約束は守ろう」

「秋の34章:これいくら?は口にしない」

「冬の42章:でも悪口は言わない」

 

などなど・・・

親の手を離れた学校生活で苦労していないか、人と比べたり(比べられたり)して我慢していないか、親心は心配が実はとっても尽きません。でも過保護にしては自立の目を摘んでしまうので、例えば学校に忘れものしたら自己責任。準備や朝起きることも一切口出ししません。

 

頑張れ!と心でエールを送りたく、

実はとっても心配しながら見守って、

この本を兄妹引き継ぎ読んでいます。

兄と妹たちは歳が離れていますが、

本を共有し合い話題を共有し合うから、仲良いのかなとも思っています。

 

素晴らしい本は、

考え方も人生も豊かにします。

本当に、ありがたいのです。