100万回途方も無い
何もかも楽しんでいたら、
一日があっという間です。
人には無駄であろう思考サーフィンの渦で
人には理解されない時間軸の中で。
溺れるのが好きです。
液タブ楽しいけど、
やっぱり鉛筆で描くのが好きです。
今年も本能のままに自分の手から、
可愛い子をたくさん描こうと思います。
今年初めで一番好きな子が描けたのでup。
作画中に、何かに似てきたなと思い出して
本棚から引っ張り出してきた猫。
子供の頃から、好きな絵本です。
「100万回も死なない猫がいました。
100万回も死んで、100万回も生きたのです。
立派なとら猫でした。
100万人がその猫を可愛がり、
100万人の人が、その猫が死んだとき泣きました。
猫は、1回も泣きませんでした。」
/100万回生きた猫 ※佐野洋子 作・絵
(冒頭抜粋・一部漢字に変換してあります)
子供心に、
最後に猫が泣いた時の顔があまりにも悲しくて可哀想で、人を好きになることが怖くなりました。だって絶対別れがくるから。子供の時に読んで思ったことと、自分が子供を産んで母になってから思ったことと、感受が違う。解釈も自分が生きた年月の尺度によって随分変化する本です。自分が死ぬ時に、本当にこの本の意味を悟るのだと思います。そうして語り継がれる本は、幸せだと思うので、今年は自分のためにも子供のためにも、好きだった絵本や本を少しずつ雑記のようにまとめていきたいと思います。
そうして、もう何編も途中でスケッチブックから抜け出せないアイデアも、今年はコツコツ色をつけていきたいと思います。